○岳人×真司でお題『おさえた首元』
首元を押さえた真司は洗面所から駆け戻り、まだ夢現の岳人を怒鳴りつけた。
「岳里のばか、こんな隠せないほどつけるなんて! 今日は出かけるのに……あっ、さてはわざとだな!?」
怒る真司を寝ぼけ眼で見つめた岳人は、戦慄く唇にキスをして毛布に包まる。再び真司の怒号が響くのは三秒後のこと。
○十五×悟史でお題『境界線の引き方』
「いや、確かに嫌だと言ったけど、それはその……あれだ。あの場合はそんな嫌じゃなくて、むしろその、あれというか。だから素直におれの言葉を受け取らなくていいんだよ。ーーいや、あのときは本気で嫌だったけど、そういうのじゃなくて、なんていうかだな。ーーえ、今する? いや、それはちょっ」
○岳人×真司でお題『寄るな、色男』
「寄るなこの色男」
取りつく島もなく、追いかけることも許されず岳人の目の前で扉が閉められた。
「なんだまた怒らせたか。今度は何をやらかした?」
通りがかったヴィルハートは岳人から事情を聞き、片手で頭を押さえてため息をつく。
「それは食い気に負けて希少な笑みを振り撒いたおぬしが悪いわ」
○キヴィルナズ×シャオでお題『ご機嫌取りも楽しみのひとつ』
頬にキスをする。ぷい、と背けられても追いかけて、顔中を唇で撫でていく。最後に尖る唇と重ねれば、シャオは耐えきれずに笑みを浮かべた。
「ふふ、もう、キィってば……」
どうやらシャオの心に巣食ってたイライラ虫は退治されたらしい。
機嫌を良くしたシャオは自らキヴィルナズに顔を寄せた。