腕の中

六周年記念企画にて、東雲さまのリクエスト
・【月下の誓い】キヴィルナズ×シャオ、シャオ視点。(すみません、キヴィルナズ視点は難しいので、こちらになりました)
・一番甘い頃(というよりそれに突入時期)のほのぼの話。R18


 

 偶然立ち寄った村を救ったことにより、シャオたちは受け入れられ、そこを己らの安住の地と定め暮らすようになった。
 村の中にいることはやはりできないと、以前長らく暮らしていたときのように少し離れた森に家を建てたが、シャオたちを取り巻く環境はまるで違う。
 村人たちはキヴィルナズに感謝し、そして白髪赤瞳であろうとも、妖精の姿があったとしても、それでもシャオたちを迎え入れてくれたのだ。
 初めからそうだったわけではないが、落ち着けた今があるのだからそれでいい。
 家を建てて一月ほどが経つ。物事は滞りなく進み、最近では村人たちとのぎこちなさ薄まりつつあった。
 ミミルはもう同い年くらいの友を見つけ、よく一緒に遊び回っている。キヴィルナズは相変わらず仕事に勤しみ、シャオやリューナはその手伝いをしていた。
 ミミルやリューナほどの順応の高さはないが、シャオも少しずつ新たな居場所に慣れていく。そんななか、キヴィルナズの戸惑いだけが消えきれていないことにシャオは薄々気がついていた。
 以前から夜更かしをしがちなキヴィルナズであったが、今では、ときにはあまり寝ずに終わる日もある。本人は読書に夢中になっていただとか、仕事の区切りが悪かった、と言い訳するが、そうなる理由があることをシャオは感じていたのだ。
 リューナやミミルと比べ、キヴィルナズとともにいた時間は少ない。しかし、決して短いわけではないし、なによりシャオはずっとキヴィルナズを見てきたのだ。今では表情の少ない彼のわずかな変化にも気がつけることが増えてきた。
 だからこそ、彼が戸惑いのような、不安のような、そんなものを持て余していることをなんとなく察したのだ。そしてだからこそ、寝つきの悪さに現れている。
 これまでのように、旅の道中でもそうであったように、キヴィルナズは相変わらずシャオを抱いて眠る。息がかかるほど近くにいるからこそ彼の眠りが浅かったり、そもそも眠れていなかったりすることに気づいてしまうのだ。
 キヴィルナズは未だに慣れることができないのだろう。大勢の人々から受け入れられている現状が、感謝される日々が、存在を求められるということが。
 この村に来たばかりは忙しなく息つく暇もなく時間は過ぎていったが、落ち着きを見せた今こそ考えるゆとりができて、思い煮詰めてしまっているのだろう。
 村人に薬を渡せば、彼らは必ず感謝を伝える。それを聞いたキヴィルナズは微かに微笑み、そして彼らの背を見送った後、ふとした瞬間に見せるのだ。どこか心もとなさそうな顔を。まるで道がわからず迷子になってしまった子どものような表情を。
 リューナに相談すれば、それはいずれ時が解決するだろうと答えた。シャオもその通りだと思った。キヴィルナズが人々と打ち解け合うには時間がかかる。もしかしたら人々から拒絶されたのと同じ分かもしれないし、もっと早くに解決するときがくるかもしれない。
 シャオも見守ろうと思った。これはキヴィルナズが乗り越えるべき問題だし、決して不幸な悩みなわけではないのだから。むしろこれまでの境遇から、現在の幸福をキヴィルナズ自身が受け入れられずにいるだけなのだから。
 だがそうは思っても、彼の睡眠不足は目に見えて感じるようになれば、そうも言ってられなくなった。
 目の隈は日に日に濃くなり、それでも寝付けないからと寝台から出て作業をすることもすくなくはないのだ。
 そこでシャオはリューナに相談をし、村人たちにも協力してもらい、とある葉を入手した。
 それは眠気を誘う効果のある香りのいい茶になる葉だった。キヴィルナズに隠れて、村人たちに場所を提供してもらい作り方を教えてもらって、内緒で茶を作り出した。
 手伝いもあってか、初めてにしてはなかなかの出来だと周囲にも、シャオの秘密を家族の中で唯一知っていたリューナにも褒めてもらえた。
 生来器用な性質ではないシャオにとって、指導されていたとしてもやはり詰まる部分はあった。しかしなんとか形になって、ものが完成して嬉しくもあった。これでキヴィルナズの役に立てればいいな、と想像するだけで心が温かくなってくる。
 出来立ての茶葉を手に家に帰ったシャオは、眠る時間になっても書斎から出てこようとしないキヴィルナズに、わざわざ葉を取り寄せ作った茶を淹れ、そうっと肩に手をかけた。
 振り返ったキヴィルナズに、湯気の立つ杯を見せ小さく笑む。

「あのね、ゆっくり眠れるお茶、作ってみたの。よかったら飲んでほしい。効果あるかわからないけど、気休めになるかもしれないし」

 キヴィルナズはシャオの言葉を見て、わずかに目を見開いた。やはりシャオが作った、というのが意外だったのだろう。
 それでもすぐに笑みを見せると、差し出された杯を受け取り、それを口に含む。

「おいしい?」

 どうせ飲むなら、初めはキヴィルナズに。彼のために作ったのだからと、シャオは味見をしていなかったのだ。
 初めてシャオ手製の茶を味わったキヴィルナズは、苦笑をし、今度はシャオに杯を差し出す。
 それを受け取りぺろりと舐めるように少量口に含んだ瞬間、シャオは盛大に顔を顰めてしまった。

「に、苦い……」

 ふわりと感じる香りは悪くはないが、舌に張り付く苦みは次の一口を遠ざける。目が覚めるほどではないが、それでもシャオからしてみれば顔を顰めたくなるようなものだったのだ。

「その……ごめん、キィ。苦いだなんて、知らなくて……大丈夫?」

 キヴィルナズは微笑を崩さないままシャオの手から杯を取り、再び喉に通していく。シャオのように顔を歪めることもなく、まるで水でも飲んでいるかのようだ。

「苦く、ないの?」

 シャオが目を丸くすれば、キヴィルナズは手を持ち上げ、人差し指と親指をくっつきそうでくっつかないくらいに近づけた。ちょっと、という意味だ。
 ちょっとどころではないだろうと思ったが、キヴィルナズにとっては本当にそうなのか、あっという間に飲み干してしまった。
 空になった杯を机に置くと、立ち上がり、シャオの肩を抱き寄せ歩きはじめる。促されるまま進めばすぐに寝室にたどり着いた。
 キヴィルナズの意図を察して、シャオは靴を脱いで寝台の上に身を置いた。いつものように壁際に寄っているうちに、キヴィルナズが続いて毛布を持ち上げ身体を横にする。
 最近恋しく思っていた腕に抱かれ、シャオは頬を緩めながらもキヴィルナズの頬を手ではさみ、自分の口元へ視線を向けさせる。

「今日はもう、いいの?」

 ゆっくりと返された頷きに、シャオはようやくキヴィルナズの胸に顔を埋めた。
 最近気づけば寝台の上にいて、一緒に横になっていたが、それは極短い時間の間であるし、何よりキヴィルナズがここへ来るのはシャオの意識のない頃だ。そしてあまり深くは眠れないせいか朝も早く、シャオが目覚めたときにはもういないことも少なくなかった。
 久しぶりに胸いっぱいにキヴィルナズの匂いを嗅ぐ。キヴィルナズのためを思って作ったあの安眠効果があると言われる茶よりも、シャオにとってはこちらの方がよほど効果ある。
 キヴィルナズが傍にいないことで良質な眠りが遠ざかっていたシャオは、その夜気づけば眠りについていた。

 

 

 
 窓から差し込む朝日に薄らと目を開ける。身体を起こそうとしたところで、自分に巻きつく長い腕に気がついた。
 顔を上げれば、シャオの身じろぎにすら目覚めなかったらしいキヴィルナズがぐっすりと眠っている。眉間に皺も寄らず、呼吸も穏やかで、熟睡しているようだ。
 顔を預けている胸も規則的に上下している。同じに染まった体温が心地よく、シャオは再び目を閉じた。
 もう少しだけこうしていよう。ようやくキヴィルナズがゆっくり眠れたのだから、今日くらい寝坊させても許されるだろう。
 お腹を空かせたミミルが部屋に突入してくるまで、呆れ顔のリューナが現れるまで、それまで。
 どうせこの腕から抜け出してしまえば、さすがにその動きでキヴィルナズは目を覚ましてしまうだろう。だから。
 そんな言い訳を思い浮かべつつ、シャオは思っていたよりも効果があったらしいお茶に内心で安堵の息を吐いた。

 

 

 

 目じりを撫でられた気がして、シャオは目を開けた。
 視線の先ではシャオを見つめる赤い瞳があって、そこでようやくシャオはキヴィルナズが目覚めていたことと、そして自分が二度寝してしまったことに気がついた。

「ご、ごめん。二度寝、しちゃった……リューナたちはまだきてないの?」

 キヴィルナズは頷いた。

「そっか。それならよかった」

 彼らが奏でる大声量は、寝起きの耳には堪えるのだ。
 シャオがほっと胸を撫で下ろしていると、キヴィルナズはシャオの髪を撫で上げ、耳にかけた。
 くすぐったさに目を細めながら、再びキヴィルナズに問いかける。

「ゆっくり眠れた?」

 微笑が返され、シャオの口元を緩んだ。

「そっか、よかった。あのお茶、効果あるんだね。また淹れるね。だからキィも、ちゃんと寝なきゃだよ」

 最近のキヴィルナズを見て、シャオがどれほど心配に思っていたか、それをわざわざ言葉にして見せるつもりはない。なぜならシャオが言わずとも、リューナやミミルが口に出すからだ。それにキヴィルナズとて理解していることだろう。
 だからこそ申し訳なさそうな顔をして、シャオの額に唇を落とした。
 声に出せない謝罪の代わりなのだろう。それを受け止めながら、シャオは言葉を続ける。

「おれもね、久しぶりにキィと一緒に寝られて、ぐっすりだったんだ。やっぱり二人で眠ると温かいね」

 一度は離れた唇がゆるい弧を描きながら瞼に、肌を辿りながら鼻頭にと降り注ぐ。
 こそばゆさと胸に広がる心地よくもくすぐったい気持ちについ笑い声をあげると、薄ら開けた唇とキヴィルナズの唇が触れあう。
 途端にシャオは硬直した。一瞬のことだったが、顔を真っ赤にさせて狼狽える。

「き、キィ……」

 幾度も唇を重ねてきたが、どうもまだ慣れないのだ。じゃれ合いのような肌への口づけは慣れてきたというのに、どうしても口は特別な場所だというリューナの言葉が残っているからか、羞恥がこみ上げる。
 顔だけでなく、身体まで火照ってしまう。毛布の中はちょうどいい体温だと思っていたのに、今では少し暑く思えた。
 嫌なわけではないし、これまでも旅の道中も、リューナたちの目を盗んで触れあいを重ねてきたが、それでもシャオのぎこちなさは拭えないままだ。
 それがまたキヴィルナズの男心をくすぐっているとも知らずに、シャオは俯く。するとこっそりと伸ばされた手が項を撫でた。

「っふ……」

 油断していたシャオは思わず出そうになった声を慌ててのみ込む。もし出ていてもキヴィルナズに気づかれることはないが、だからと言って平然としていられるわけもない。
 それに、なによりも、家にはリューナたちもいるのだ。
 項をくすぐる手とは別に服の下に入り込み背を撫でる手に気づいたシャオは、慌てて顔を上げた。
 真っ赤な頬を見せつけながら、戸惑いに、昔のようにどもりそうになる言葉をどうにか押さえつける。

「あっ、あの、これ以上は、だめ。まだこんなに、明るいし……リューナたちだって、いるんだよ?」

 もしも見られたら、困るのはお互いさまだ。まだ二人の関係を伝えていないのだし、これ以上進んだときに扉を開けられたら見たほうも見られたほうも取り返しがつかなくなってしまう。
 そうなってからでは遅いというのに、キヴィルナズはシャオの言葉を見てもなお不埒な手を止めることはなかった。
 いよいよシャオが腕に手をかけたところで、キヴィルナズはふっと笑った。
 それまで妖しげな手つきで背を撫でていた指先で言葉を書いていく。

「……え? リューナもミィも、もう村に行っているの?」

 ミミルはいつも通り友人たちに会いに行き、今回はリューナもそれについていったそうだ。
 今家にはキヴィルナズとシャオしかいない。
 まだリューナたちが顔を出していないのだから、二度寝といってもそれほど時間が経っていなかったと思っていたが、どうやらそれは勘違いだったらしい。
 余程深い二度寝をし、顔を出したリューナたちに気づかないまま眠り続けていたことを悟ったシャオは、己の間抜けさを恥じてさらに頬を朱に染め上げる。
 追い打ちをかけるよう、今は昼のほうが近い時間帯だとも教えられ、いよいよ頭を抱えたくなった。

「な、なんで、起こしてくれなかったの……」

 つい恨めしい声が出てしまうも、俯き口元が隠れている今、シャオの言葉が届くことはない。
 キヴィルナズがシャオの心情に気づかないからこそ、続きをしようと言わんばかりに不埒な手の動きを再開させる。
 落ち込んでいる場合でないことを思い出したシャオは、キヴィルナズの手を押さえた。

「あの、キィ。せめて、身体をちょっと、拭かせて? 寝汗、掻いたし……」

 べたべたするほど、とまではいかないが、寝ているときでも汗は掻くものなのだとリューナに教わって以降、起きてからはまず身体を拭うことが習慣になっていた。それはキヴィルナズたちもやっていることで、いわばこの家ならではの決まり事である。
 キヴィルナズも毎朝しているのだから勿論知らないわけでもないし、理解しているはずだ。しかし押さえていた手はするりとささやかな拘束から抜け出ると、項に手を回す。
 やや強引にシャオを捕まえると、唇を首筋に寄せ、ぺろりとそこを舐めた。

「っ、キィ! だ、だめ……っ」

 シャオの制止の声を見ていないキヴィルナズは、押し返す手などに阻まれることなく、首筋を辿って耳裏にゆるく吸い付いた。

「キ、ィ……っ」

 ようやく顔をあげたキヴィルナズ。その唇はほんのり湿り、口の端が持ち上がっている。
 飛び出しかけた文句をのみ込み、シャオは躊躇いながらもキヴィルナズの首裏に腕を回した。

 

 

 

 寝台下に隠すように常備されている軟膏を、キヴィルナズの指はたっぷりと纏い、丹念にシャオの身体を暴いていった。
 初めて経験した頃よりかは行為に慣れたが、それでも一糸まとわぬ姿をさらすというのは勇気がいるし、自分のあられもない痴態を見せるのもそう耐えきれるものではない。
 それでも、キヴィルナズが求めてくれるから、シャオは羞恥を堪えるのだ。たとえ恥ずかしくあっても、それは恐ろしいわけでも、痛みを生むわけでもない。それに素肌に触れる彼の手は心をくすぐられるほどに優しく、身体をとろけさせるほどに気持ちがいい。
 いつもぐずぐずに意識まで溶けはじめた頃、キヴィルナズのものが身体に埋め込まれていく。
 たとえ与えられた快楽に朦朧としていても、身体は無意識に強張り腹には拒むよう力が入る。それはどうしようもできず申し訳なく思ってしまうのだが、それでもキヴィルナズが辛抱強くシャオを励ましながら最後まで収めきるのだ。
 熱い息を吐き出せば、よく耐えた、と言わんばかりに、薄らと涙が滲んだ目尻をぺろりと舐められた。
 揺らぐ視界を開けさせれば、赤い瞳と目が合う。
 いつも穏やかにシャオを見守っているのに、こういうときは欲を奥でうねらせている美しい宝石のような瞳。真っ直ぐに向けられる視線は、ただひたすらに求められているのだと、シャオの腹の奥をぎゅうっとさせる。
 いつまでも慣れない行為は未だ息苦しく、多少の痛みもある。キヴィルナズとシャオの体格に差があるせいなのだが、それでも胸一杯にあるのは、キヴィルナズへの想いだけだった。
 言葉に表せないほどの、一分の隙間もないほどの、温かくて、満ち足りた。けれどもほんの少しの切なさがある、想い。
 ゆっくりと開始された律動に、シャオはか細い声を上げる。はぁっ、と激しく揺さぶりたい衝動を堪える熱い息が顔にかかった。
 ――ああ、愛されているのだ。自分は、彼に。この男に、余すところなく。
 シャオはもう、愛を知っている。親情と恋慕の違いも、キヴィルナズに抱いている想いも理解している。
 だからこそ今全身で感じる存在が愛おしくてたまらない。そして、重ねた肌から伝わるキヴィルナズも同じ気持ちであることが、たまらなく嬉しかった。
 お互い言葉にすることはない。だがそれでも、十分だった。
 ここにシャオはいる。キヴィルナズのもとに、彼の腕の中に。
 もう手を伸ばしても届かない場所に黙って行ってしまうこともない。顔を伏せたままシャオの叫びに気がつかないこともない。
 シャオの言葉は、確かにキヴィルナズに届くのだから。
 静かに、溢れ出してしまった想いを形にして頬を濡らすシャオの頬に、キヴィルナズは唇を落とした。

 おしまい

 

竜人の花と淡色の結晶 main 捕らわれているのは

 


 

まず初めに、ご要望はキヴィルナズ視点だったのにシャオ視点ですみません!
どちらでも構わないとはおっしゃっていただけたのに甘えてしまいました……。

それとエロもかなーり薄めで申し訳ないです。
この二人はどうしてもR18になっても穏やかなものであり、心情が優先となってしまうということでお許しいただけるとありがたいです……すみません言い訳しました……!

理想郷を求めての旅の途中、シャオはキヴィルナズへの恋心を自覚し、ちゃんとした恋人となっています。
とはいっても元から他人のために頑張れるシャオなので、お茶の件だけでは甘くならないかな? と思い、寝起き早々のイチャコラを書かせていただきました。

キヴィルナズは精神不安定になり寝つきがわるくなって、寝ずに書斎に籠りがちになってさらに寝不足になる悪循環に陥っていましたが、やっぱり一番の安眠方法はシャオを抱きしめ眠ることだった、というお話です。
シャオ自身も自覚がないながらに今回の件でかなり不安定になっていて、久しぶりにキヴィルナズと寝られて寝坊してしまった、という裏事情があります(笑)

東雲さま、いつもコメント送ってくださりありがとうございます!
企画ではございますが、こうして東雲さまに作品をかけたこと嬉しく思います。でも願わくば、企画等挟まずいつか東雲さまに贈れたらなあと考えております。

東雲さま、今回は六周年記念企画にご参加くださりありがとうございました!

これからも当サイトをよろしくお願いいたします。

2015/08/09