岳里の苦手なもの

 
実は岳里、雷が苦手です。

岳里がまだ卵で、母の腹にいた頃。竜人の母が飛行中、落雷に打たれて墜落したことがあったからです(吃驚して落ちただけで怪我はなし)。そのため雷が多い時期、真司は買い物とかで外出している時に天気が悪くなると、途中大雨に降られようが真っ直ぐに家に帰ってきます。

岳里はいつものごとくなんの反応も見せませんが、そっと寄り添ったりなにか気を紛らわすことをしてあげるのです。(二人きりだと、真司は岳里の抱き枕になります。とにかくくっつきたがる)

後々、岳里が雷を苦手にしていることを知った息子たちは、


りゅう「えっ、しんちゃんが夏頃のしかも天気の悪いときに限ってやたらとがっくんに優しかったのってそれが理由だったの?」
竜司「岳人が雷苦手とか、実際落ちたとしも無傷なのにウケる」
とそれぞれの反応を。


※りゅうは両親を「しんちゃん」「がっくん」呼びで、竜司は呼び捨てです