竜司

竜司は本編後に産まれた岳里家の次男です。

第二子の話を真司が持ちだした時、岳里は大反対でした。
竜人の第一子以降は生存率が下がること、虚弱体質の可能性(竜人基準のため普通の人間よりは優れている)、そもそも竜人の誕生には周囲のリスクも高く、岳里自身が次男で自分が生まれたときに大勢を巻き込んでいるため。すでにりゅうが無事生まれ育っていて、これ以上は望まないというのが岳里の主張。対する真司は、自分たちがどれほど兄弟に救われてきたかを知っているので、りゅうにも自分たちとは別の助け合える家族を作ってやりたい。なにより、岳里のトラウマを知っているので、それを払拭したい。そして危険を承知の上で岳里を産むことを決めた岳里の両親の決意に報いたい、岳里にも両親の気持ちを知ってもらいたいから。
結果として儀式は成功して、竜司が産まれます。ただし虚弱体質持ちで、あまり長い時間飛ぶことができません。両親、特に岳里がそのことを気にかけてますが、当の本人はなんのその。ルーズな次男坊は高いところは苦手なこともありまったく気にしてません。

ちなみに息子たちのその後として、二人とも世界ディザイアを行き来しながらも、真司たちの世界で暮らします。竜司はつがいの身体が丈夫ではないため子供は作らず、のんびり二人で過ごしました。

岳里と真司の子孫が、最後の竜人となりますが、彼はディザイアを選びます。そこで一匹の竜の子を拾い面倒をみている最中につがいと出会い、竜の子にめっっっちゃ妨害されながらも楽しく暮らしていく……というのが岳里家の血筋の最後だったりします。
そこまで考えていますし、最後の竜人のお話は一応プロットありますが、たぶん書かないでしょうね……。
なんで竜の子に妨害されるのを強調したかと言えば、それはもちろんその竜の子がとある人物の生まれ変わりだからです。(りゅうと盟約者にも記載あり)

ちなみに子孫は人間の血が強まっているせいもあって、真司似です