アンソロ前日譚
参加させていただいた龍ナギKissアンソロ(Twitter:サンプル)に寄稿させていただいた内容の前日譚です。本編と関わりはありますが、読まなくても問題ないです。 ハンドルキーパーとして一滴も呑めない龍之介に…
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続きを読む →舌を伸ばしてきたナギは、下唇の裏を撫でてわずかに顔を離した。追いかけようとした龍之介を二人の間に差し入れた指先で制した。「ナギくん……?」 ベッドの上でナギに重なるよう上にいた龍之介はしぶしぶ顔を上げる。ス…
続きを読む →※ ぬるいですが、R18 何度もキスを繰り返しながら、龍之介はナギの、ナギは龍之介の服をそれぞれ少しずつ脱がせていく。 互いに下着だけになった頃にようやく唇を離して、龍之介は髪を乱して口元を濡らしているナギの…
続きを読む →明かりを消してしばらく経って、龍之介がそろりと声をかけてきた。「ナギくん、起きてる?」 目を開けて振り返れば、暗闇のなかでぼんやり龍之介の影が見えた。表情は窺えないが、その声音からひどく緊張していることが伝…
続きを読む →夕食の後かたづけを終えた龍之介が、ソファにくつろぐナギのもとに向かえば、彼はイヤホンをつけてそれに耳を傾けていた。「なにを聞いているの?」 隣に腰を下ろしながら尋ねた龍之介に気がついたナギは、ただ微笑み、な…
続きを読む →ふと真夜中に目覚めたら、ナギが泣いていた。閉じきれていなかったカーテンの隙間からほんのわずかに差し込む月明かりが、彼の涙を照らしていたのだ。 息を乱すこともなく、鼻を啜ることもなく、落ち着いたまま天井を見つ…
続きを読む →106ワンライお題「香り」 玄関の扉を開ければ、部屋のなかに明かりはなく真っ暗だった。「ナギくんっ」 靴を脱ぎ捨てリビングに向かうが、そこにも光はなくしんと静まりかえっている。ライトをつけながらラビチャを確認…
続きを読む →※ 『サプライズは当日に』から続く話 龍之介の誕生日の夜、TRIGGERの三人は今日という日の主役を祝うために集まった。 本当は事務所の人間なども呼び、どこかの店を貸しきり盛大に祝う予定があったのだが、楽と天が今年は三人…
続きを読む →――ふと、目が覚める。 洗濯ものを取り込んだあと、あまりにも心地よい日差しについ横になり、そのまま寝てしまったらしい。かたい床の上にあった体は少し痛むが、とても心地いい気がする。それは寝る前にはなかった龍之…
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